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ラジオで銀座の老舗の呉服屋さんを継いだ女将の話をしていました。
感動しました。 シティーバンクで支店長をしていたほどのバリバリのキャリアウーマンだったのです。 史上初の女性支店長であり、男性女性関係なく日本人初の生え抜き支店長でした。 しかし、なんやかやがあって、親の呉服屋を継ぎました。 継いでみて改めて驚いたのは、呉服の商売というのは男が仕切っていたということ。 着物を着るのは女なのに、呉服屋の経営者はどこもかしこも男で、着物を作る職人も男ばかり。 だから、女性の本当のニーズというものを無視した商売が根付いていたということです。 女将になって、何度、着付けの練習をしても着れなかった・・・のです。 どうしても自分一人では着れない。 最後の仕上げを誰かに手伝ってもらわないと着れない。 さすがに悩んだそうです。 ある日、はたと気づいた。 これは、着物が悪いのだ。 帯の柄が、もう十センチ、こっちだったら一人で着られると気づいたのです。 そこで、職人さんたちに物申した。 返ってきたのは、「てやんでいこちとら何十年もこれでやってるんでい」 という予想通りの反応。 そこで、掟破り・・・男の前で帯を解いたのです。 そして、「ね、この位置がここだったら一人で帯が締められるでしょ」 と説明したら、職人たちは納得して考えを改めたのです。 ついに、日本の着物に、女性の要求が入ったのでした。 さて、そこから彼女の進撃が始まった・・・のです。 スゴイッ!! 銀行であろうと、呉服屋であろうと、働く人が働いたら革命を起こすのだ。 新しいことを始めるのは困難なことだけど、歴史と慣習のあるものを変えることは本当に大変です。 歴史との戦いです。 でもね、みなさん、実は、誰もが歴史と戦っているのです。 程度の差こそあれ、誰もが古いものと戦っているのです。 知識を学ぶ、技術を吸収することも、慣習を壊すことも戦いです。 自覚しているかです。 過去を習得するか、過去を倒すか、どちらかで未来が開けるのです。 ![]()
2011年 12月 17日
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